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<ゴムって何?>NO.3:ゴムの原料 天然ゴムと合成ゴムの違い

天然ゴムと合成ゴムの違い

― 原料・特性・用途から見るゴム材料の基本 ―

ゴムは大きく分けて、天然ゴム合成ゴムの2種類があります。
どちらも私たちの身近な製品から工業用途まで幅広く使われていますが、
原料や特性、得意とする用途には明確な違いがあります。

天然ゴム(NR:Natural Rubber)

原料

  • ゴムの木(パラゴムノキ)の樹液(ラテックス)から採取

  • 自然由来の素材

主な特長

  • 非常に高い弾性・反発力

  • 引張強度、耐摩耗性に優れる

  • 繰り返しの変形に強く、疲労しにくい

注意点

  • 耐熱性・耐油性・耐候性はあまり高くない

  • 天然資源のため、品質や価格が環境・情勢の影響を受けやすい

主な用途

  • 防振ゴム

  • タイヤ

  • 工業用部品

  • ゴムベルト

合成ゴム

原料

  • 石油を原料とした化学合成ポリマー

  • 目的に応じて分子構造を設計可能

主な特長

  • 耐熱性・耐油性・耐候性・耐薬品性などを付与できる

  • 性能のばらつきが少なく、安定供給が可能

  • 用途に応じた特性設計ができる

注意点

  • 天然ゴムに比べ、弾性や反発力が劣る種類もある

  • 種類ごとに得意・不得意が明確

主な種類と用途例

  • NBR:耐油性(パッキン、Oリング)

  • EPDM:耐候・耐熱性(建材、車両部品)

  • CR(クロロプレン):耐候・耐油性(工業用部品)

  • SBR:耐摩耗性(タイヤ、工業製品)

天然ゴムと合成ゴムの比較

まとめ

天然ゴムはしなやかさと強さに優れ、
合成ゴムは用途に応じた機能性を発揮します。

実際の製品では、これらの特性を活かし、
単独で使用する場合もあれば、ブレンドして使うことも多く
求められる性能に応じて最適なゴム材料が選ばれています。

ゴム材料の選定は、製品性能を左右する重要な要素です。
岡安ゴムでは、使用環境や用途に応じて、
天然ゴム・合成ゴムそれぞれの特性を活かした最適な提案を行っています。

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